「フリーランスの仕事って、未経験じゃ無理なのかな…」
そう思って、一歩を踏み出せないまま、時間だけが過ぎている。
未経験からフリーランスになるための情報をたくさん調べてきた。
中には実際にチャレンジしてみたこともある。
でもうまくいかず、結局そのまま手が止まっている。
もしあなたが少しでも「そうだな」と思ったなら、
この記事をぜひ最後まで読んでみてください。
この記事を書いている私自身も、
かつてはまさに同じように悩んでいた1人です。
おしゃれなカフェでパソコンを開いて自由に働いている人。
何の仕事かよくわからないけど、やりがいがあって、好きなことで収入を得ていそう。
自分の頑張り次第で収入も上がって、
平日に旅行したり、好きな時間に買い物に出かけたり、
「フリーランス」にはそんな理想の働き方のイメージがありました。
でも同時に、私には到底無理な働き方だとも感じていました。
スキルも自信もない未経験の自分に、フリーランスの仕事なんてできるわけがない。
そんなふうに思って10年以上、憧れるだけで動けなかったんです。
以前の私は「フリーランスに向いてる人なんて自分とは違う世界の人」
だとずっと思っていました。
しかし、33歳で未経験からフリーランスの仕事を始めて、
3年目の今も30万円の収入を安定させながら自分のペースで働くという生活を実現することができています。
この3年間でフリーランス仲間もでき、
長く成功し続けている人たちとつながるようにもなりました。
そんな今だからこそ、言えることがあります。
実は、フリーランスで成功する人の多くは、“スキルや実績が完璧な人”ではありません。
むしろ、会社員としては「コンプレックス」や「弱み」に見えるような性格が、
フリーランスに向いてる人の特徴になっていることもあるんです。
この記事では、未経験からフリーランスの仕事を目指す人に向けて、
実は向いてる人の特徴を5つ、お伝えしていきます。
「自分は向いてないかも…」と感じているあなたこそ、
読み終わったときには「それならやってみようかな」と思えるヒントが見つかるはずです。
あなたのその“らしさ”は、フリーランスの仕事ではきっと、強みになります。
フリーランスの仕事に踏み出せない人が抱えている不安

フリーランスという働き方に、なんとなく憧れはある。
でも現実に“仕事”として考えたとき、どうしても手が止まってしまう。
私自身、10年以上「やってみたいけど、私には無理かも…」
と葛藤してきた経験があるということと、
これまで、女性300人以上のキャリア相談に乗ってきてわかったのは、
一歩踏み出せない理由は、スキルやチャンスがないからではなく、
心の中にある“5つの不安”が原因だということです。
① スキルがないからフリーランスにはなれないと思っている
「フリーランスになるには、まず特別なスキルがないと無理」
そんなふうに思い込んでいませんか?
Webデザイン、動画編集、ライティング……どの仕事を見ても、
「自分にはまだ早い」「勉強してからじゃないと」と感じてしまい、
結局ずっと“調べるだけ”で止まってしまう人が多いんです。
② 自分で仕事を取るのが怖い
会社にいれば、仕事は“与えられる”ものがほとんどですよね。
でもフリーランスは「自分で仕事を取らなきゃいけない」と思うと、
そこでピタッと手が止まってしまう。
営業?交渉?SNSで発信?そんなの自分には無理——。
そうやって、最初の行動が怖くて動けないままの人も少なくありません。
③ 案件を取れても、このまま続けていける自信がない
運よくクラウドワークスなどで案件を取れても、
「この先、続けていけるのかな…」という不安に直面する人も多いです。
納期プレッシャー、単価の低さ、クライアント対応のストレス。
「思っていたよりしんどい」「これが一生続くのは無理かも」
と感じてしまう瞬間は多くの方が直面する壁の一つでもあります。
④ フリーランスになったけど、自由とはほど遠い現実
実際にフリーランスとして独立してみたけれど、
「好きなことで自由に働く」なんて夢のまた夢だった。
時間に追われ、収入は安定せず、休日も気が抜けない。
“自由な働き方”に憧れて踏み出したはずなのに、
気づけば「縛られ方が変わっただけ」のような毎日に疲れてしまう。
そんなふうになっては本末転倒だと手が止まってしまいます。
⑤ フリーランスで成功するのは才能がある人だけという思い込み
情報を集めれば集めるほど、目に入ってくるのは「うまくいっている人」の投稿。
SNSで成果報告をする人、月収○○万円という数字、インフルエンサーの華やかな生活。
それらを見るたびに、「やっぱり特別な人じゃないと無理なんだ」と感じてしまう。
自分と比較して、自己否定が深まり、また行動できなくなる。
そんなループにはまっている人も、少なくありません。
まずはこういった不安は誰にでも経験することと、多くの不安はやってこないことが大半で、余計な不安を抱え込んでいるということに気づくことも行動に踏み出しやすくなるキッカケとなります。
実はフリーランスで成功する人の特徴5選
① オタクな人
「周りが見えなくなるくらい好きなことにのめり込む」
そんな“オタク気質”を持っている人は、フリーランスでは大きな武器になります。
フリーランスは、自分で学び、自分で判断し、自分で仕事を作る働き方。
つまり、“没頭力”や“探究心”が何よりも価値になるんです。
一見ニッチに見える分野でも、深く掘り下げていける人ほど、
独自性や専門性を持ちやすく、クライアントから重宝されます。
② 人の気持ちを考えすぎる人
「空気を読みすぎて疲れてしまう」
「相手にどう思われるかを気にしすぎてしまう」
そんな繊細なタイプの人も、実はフリーランスにぴったり。
特に1対1のやりとりが多い仕事では、共感力の高さがそのまま信頼につながります。
相手の立場に立って考える力、気づきを与える力は、接客やサポート業務で活きる強みです。
③ マルチタスクができない人
「いくつもの仕事を並行するとパニックになる」
「同時進行が苦手で、ひとつに集中したい」
そんな“マルチタスクが苦手”な人は、クリエイティブなお仕事や自社コンテンツ構築系のお仕事に向いています。
フリーランスは、ひとりでじっくり向き合う仕事も多く、
一点集中で深掘りできる人は、クオリティの高いアウトプットを出せる武器になるんです。
④ 大人数が苦手な人
「会議が苦手」「集団の中にいると気疲れしてしまう」
そんな人にとって、フリーランスという働き方は、まさに“救い”になるかもしれません。
・Zoomやチャットでのやりとりで完結
・人の多さより、落ち着いた環境の方が集中できる
・一人でコツコツ積み上げるほうが得意
そんなタイプの人が、
フリーランスという働き方で本来の力を発揮するケースはとても多いです。
⑤ 集団組織で浮いてしまう人
「変わってるねってよく言われてきた」
「チームに馴染めず、自分だけ浮いてる感じがした」
そんな人も、実はフリーランスで才能を開花させているパターンがあります。
組織では“協調性”が重視されるけれど、
フリーランスは“個性”や“切り口”が武器になる世界。
むしろ、“ちょっと違う視点”を持っている人ほど、
仕事を作り出す力が高かったりします。
以上が、「実はフリーランスに向いている人」の5つの特徴です。
「えっ、それ全部コンプレックスだと思ってた…」
そう感じた方こそ、実はフリーランスという働き方に合っている可能性があります。
【特徴別】|フリーランスの仕事で向いている職種と事例
ここまで読んで、「もしかして、自分もフリーランスに向いてるかもしれない」と思った方方。
ここからはあなたの性格に合ったフリーランスの仕事をタイプ別にご紹介します。
実際に私の身近にいる、未経験からフリーランスとして活躍している人たちのリアルな事例も交えてお伝えしていきます。
「フリーランスって、結局どんな仕事があるの?」という疑問がクリアになるはずです。
① オタクな人
好きなことを深掘りする力を武器にする

おすすめの仕事
・Webデザイン
・Webライティング
・動画編集
・数値分析、(導線設計、リサーチなど)
事例:Rさん(元看護師・30代女性)
看護師として働く中で「もっと自由な働き方がしたい」と思うようになったRさん。
もともと数学や論理的思考が得意な“理系オタク気質”だったこともあり、LINE導線設計やWeb集客分析の仕事にシフト。
今ではWeb業界で引っ張りだこになり、完全在宅で月収50万円を安定して得ています。
② 人の気持ちを考えすぎる人
繊細さんの“傾聴力”を武器にする

おすすめの仕事
・カスタマーサポート
・オンラインセミナーのアシスタント
・キャリア相談・クロージング
・コーチング/カウンセリング系のサポート業務
事例:Yさん(32歳・元派遣事務員)
気を遣いすぎて精神的に疲れてしまったYさんは、
相手に寄り添うスキルを活かし、オンラインスクールのキャリアコーチへ。
在宅で自分のリズムを守りながら、相談者の人生に伴走する働き方を手に入れました。
③ マルチタスクが苦手な人
一つのことに集中できる人は“継続力”が武器になる

おすすめの仕事
・自社サービスの構築・運用
・コンテンツ販売(note、講座、PDF商品など)
・SNSでの世界観発信(Instagram、Xなど)
・ブログ・エッセイ・YouTubeなど“一点集中”型コンテンツ制作
事例:Kさん(30歳・元保育士)
ひとつのことに集中しすぎてしまう性格に悩んでいたKさん。
しかしそれを武器に、自分の世界観を活かしたInstagramの発信を継続。
現在は6万フォロワーを超え、自社講座も展開するインフルエンサーとして活躍しています。
④ 大人数が苦手な人
“裏方”としてのサポート力は強みとして発揮できる

おすすめの仕事
・経理・請求業務などの事務代行
・データ入力・表作成などの定型業務
・スケジュール管理・事務サポート
・バックオフィス系オンライン秘書
事例:Nさん(45歳・元パート主婦)
人との関わりに疲れてしまっていたNさんは、オンラインで完結するサポート業務を選択。
企業や個人事業主のバックオフィスを担うようになり、今では複数案件を持つリモートワーカーに。
家族との時間も大切にでき、理想のバランスを実現しています。
⑤ 集団で浮いてしまう人
“個性”は、個で勝つフリーランスの世界でこそ輝く

おすすめの仕事
・SNS運用代行・企画立案
・Webマーケティング支援
・ブランド設計や世界観づくり
・オウンドメディア構築(ブログ・動画など)
事例:Tさん(38歳・元会社員)
集団の中で浮いてしまう自分に悩んでいたTさんは、
少人数で完結する“右腕型”の仕事にシフト。
経営者のSNS運用やコンテンツ企画を担当し、現在はオンラインアシスタントとして重宝される存在に。
このように「スキルがない」「経験がない」と思っていたあなたも、
“合うやり方”と“合う仕事の選び方”さえ知っていれば、十分にスタートを切れます。
向いてるかどうかより、“合うやり方”で始めればいい

“会社員としてはやりにくさを感じていた性格”が、
フリーランスではむしろ強みになることもたくさんあります。
つまり、必要なのは「無理に自分を変えること」ではなく、
自分の性格に“合ったフィールド”で力を発揮することなんです。
フリーランスの始め方に正解はありません。
スキルから入ってもいいし、
自分の得意や好きなことから見つけてもいい。
未経験なら、まずは“知る”ところからでも大丈夫。
大切なのは、「周りと比べること」ではなく、「自分に合うやり方」を見つけること。
誰かのまねではなく、自分のスタート地点から一歩を踏み出せばいいんです。
あなたの“その性格”、
もしかしたら、フリーランスの仕事ではいちばんの武器になるかもしれません。
「やっぱり無理かも」と思ってここまで読んできたあなたこそ、
実は、これから自分に合った働き方を見つけられる可能性をたくさん持っています。
「向いてる・向いてない」よりも、「合ってる・合ってない」で選ぶ時代。
自分を否定することなく、自分に合う環境を探していいんです。
次に踏み出す小さな一歩が、
あなたらしい働き方を実現する、はじまりになるかもしれません。